どうなる?電子部品の3Q【話題のテーマと狙える銘柄】

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1月以降の業績回復を確認する動き

 電子部品など輸出系が多くを占める3月期企業の第3四半期決算がスタートする。2月期企業ながら先行指標的な存在として注目されていた安川電機(6506)は9~11月期営業営業利益で前年同期比61%の大幅減益となったが、5G関連などの受注が拡大傾向にあることから決算発表翌日は上昇して引けている。先行してスタートしたNY市場でも個別では今後の増益転換を期待する企業が多いことから、東京市場では1月以降の業績回復を確認する動きとなりそうだ。

安川電機は春節後に期待

 先に発表された安川電機については好採算のACサーボが中国で好転し、春節後の5G端末関連の設備投資・FA需要拡大に向けて12月以降は代理店による在庫積み増しの動きがでてきていると伝えられている。これに加えて日本の電子部品メーカーが多くを納入する米アップル社も今春以降は低価格帯で新型iPhoneを積極的に投入するとの憶測が流れており、これらに絡む受注拡大も期待されそうだ。

日電産や信越化、ソニーに注目

 そのような中で、国内では23日に日本電産(6594)が先陣を切って第3四半期を発表する。既に第2四半期決算では通期予想の下方修正を行っているが、これはEVトラクションモータの先行投資費用増が主な要因だった。決算発表で今後の戦略が確認されれば、決算内容に関わらず評価されることになろう。
 1月28日に信越化学工業(4063)が控える。同社は昨年末に5Gの高周波帯域で使用される電子デバイスや回路基板、アンテナ、レーダードーム向けに石英クロスと熱硬化性低誘電樹脂を新たに開発し、市場投入を開始したことを発表している。これらに対する受注動向が確認できるかに注目したい。
 その先はソニー(6758)が控える。同社は1月7日から開催された「CES」でEV(電気自動車)「VISION-S」を公開して話題を集めた。自動運転など最先端分野での戦略が注目される。

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