マーケットの話題~ドローンが人材難の解消にも役立つ―クボタや鹿島の取り組み

話題のテーマと狙える銘柄|企業 証券市場新聞

一時期は社会現象ともなったドローンがここへきて様々な業界で活用が進んでいる。この日はクボタ(6326)が、農業害虫の駆除や病害予防等を目的とした農業用ドローンを開発したことを発表、このドローンに搭載する散布機の設計・試作を担当する丸山製作所(6316)が物色された。農業の大規模化が進むなか、農業の効率化・精密化を進めるうえで従来の農業手法には限界がある。陸上での防除に加え、空中からの防除をドローンで行うことにより、効率化が急速に進むことが期待されている。建設現場では鹿島(1812)がニコン・トリンブル(東京都大田区)やルーチェサーチ(広島市)と共同で、ドローンによるレーザ測量を日本で初めて実用化に成功している。空中に存在する対象物(電線等)の正確な位置(座標値)を図面上に反映できことが最大のメリット。同社では今後、急斜面のような人が立ち入ることが困難な場所の事前測量や、短時間で高精度のデータ取得が求められる土木工事などに安価に適用できるよう開発を進めていく方針を打ち出している。農業や建設は体力と技術が伴う仕事だ。ドローンを活用することで人材難の解消も期待される。

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