27日大引けの東京市場は4日ぶり反落、日経平均は前日比55円42銭安の1万7336円42銭で引けた。前場は一時プラス圏に浮上する場面もあったが、為替が前場に若干円高傾向になったことや、連騰の利益確定売りに押される動き。
個別では、VOYAGE、航空電子、山陽特鋼、田辺三菱、住友理工、神戸物産、LINE、日本ハウスHD、三菱鉛筆、メタウォーターが値下がり率上位に売られ、日立も安い。半面、イチケン、大京、富士通、ホウスイ、大豊工業、日電子、ランドは値上がり率上位に買われている。
この日は後場も軟調な動きになった。1ドル104円27銭まで円高が進み、後場は104円50銭まで円安となり、為替に大きな変動はなかったが、週明け以降は日米で金融政策会合もあり、一旦は利益確定売りとなっているようだ。ただ、1万72000円台まで下落した後は下げ渋る動き、あくまでもテクニカル的な調整といえそうだ。
証券市場新聞