28日大引けの東京市場は反発、日経平均は前日比109円99銭高の1万7446円41銭で引けた。為替が1ドル105円台まで円安が進んだことを好感して自動車などの輸出関連などを中心に物色された。
個別では、カルソカンセがストップ高、マクセル、東京応化、カプコン、KIMOTO、フタバ産、新光電工、大阪製鉄が値上がり率上位に買われ、野村や三菱UFJも高い。半面、ファインデックスがストップ安、トリム、タナベ経営、アンリツ、日無線、スクロールは値下がり率上位に売られている。
為替はこの日、1ドル105円32銭まで円安が進んだことで朝寄りから買い優勢の展開で、伸び悩んだ後に引けにかけ引き締まった。短期的には過熱感が警戒されているうえ、週明けは日米で金融政策決定会合も控えており、目先的には1万7500円突破後に短期的な調整も考えられるが、現状では為替の動向次第ともいえそうだ。
証券市場新聞