15日大引けの東京市場は続落、日経平均は前日比93円84銭安の1万7147円11銭で引けた。
14日のニューヨーク市場でダウが227ドル超高かったことを好感、一時は300円高超高い場面もあったが、買い一巡後は戻り売りに押される展開で、後場からは円高や上海市場安を嫌気してマイナスに沈んでいる。
この日、参院予算委員会に出席した黒田日銀総裁が、現時点での更なる金融緩和に否定的見解を示したことが、円高から株安になる要因になったようだ。
時間外でのインテル株下落による今夕の米国市場安も警戒されており、週末要因も重なり売りが増えている。
個別ではさくらインターネット、イーレックス、VOYAGE、アデランス、三栄建築、北の達人、などが値下がり率上位に売られており、みずほ、三菱UFJも安い。半面、タカキタ、シャープ、サンフロンティア、ヤマダ電機、九電工などが値上がり率上位に買われ、JIN、ANAなども高い。
証券市場新聞