10日大引けの東京市場は続伸、日経平均は前週末比133円25銭高の1万8797円88銭で引けた。米国長期金利の上昇に伴いドル・円が111円台中盤まで円が弱含み、輸出セクターを中心に買いが広がった。
個別ではエスクローAJがストップ高、石川製、ペプチドリーム、大有機化、ワキタ、コシダカHD、オンワードHD、ネクステージ、Hamee、新日無が値上がり率上位に買われ、東芝も高い。半面、Fブラザーズ、久光薬、ロート薬、オリンピック、デザインワン、HIOKI、JCRファーマは値下がり率上位に売られている。
先週末のNY市場で地政学リスクへの警戒感が限定的だったことも買い安心感につながったようだ。ただ、この日も石川製など防衛関連が買われていることが象徴するように北朝鮮への懸念は払拭されておらず、手掛かり材料難から積極的に上値を追う動きもない。方向感が見えるまでは個別株物色が続きそうだ。
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