10日大引けの東京市場は小幅ながら3日続落、日経平均は前日比8円97銭安の1万9729円74銭で引けた。為替が1ドル110円前後で落ち着いていることもあり、自律反発の動きとなったが、買い一巡後は戻り売りに押される展開で、引けにかけては下げ渋った。
個別ではミツバ、フリュー、スノーピーク、オプトHD、ルック、トーヨーカネツ、サカタインクス、SRAHDが値下がり上位に売られ、任天堂やソニーも安い。半面、長野計器、資生堂、石川製作、イチケン、リゾートトラスト、WSCOPE、トラスト・テック、東洋炭素は値上り上位に買われた。
トランプ大統領の北朝鮮への挑発的な発言が地政学リスクを煽ったが、その後は国務長官や共和党幹部などから火消し的な発言がでたことからNY市場はパニック的な動きにはならかった。先物を通じての東京市場での仕掛け的な動きの影響が大きく、引けにかけては下げ渋った。北朝鮮問題よりは明日発表の米CPIの内容が注視されそうだ。
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