27日大引けの東京市場は続落、日経平均は前日比63円14銭安の2万0267円05銭で引けた。きょうは3月期決算企業の中間配当落ちとなり、日経平均には約130円の下落要因となるが、ドル・円が112円30銭台と円安に振れていることから、押し目買いに底堅い展開となった。
個別ではCDG、東海染工、早稲田アカ、第四銀行、酒井重工、GSIクレオス、トリドール、ダイコク電、三洋工業が値下がり上位に売られ、日本郵政や日産も安い。半面、クロップスはストップ高、PCIHD、フェイス、みなと銀、日本CMK、川西倉庫、内外トランスは値上り上位に買われ、任天堂や東エレクも高い。
中間配当落ち分を考慮すれば実質的にはプラス引けとなった。機関投資家による配当再投資に絡む買いで先物が高く推移していることも下支えとなった。この水準からさらに上値を買うには新たな支援材料も必要だが、押し目があれば拾われる動きが続きそうだ。
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