自動車関連や生活日用品拡大 |昭栄薬品【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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今期減益も最低ライン

昭栄薬品(3537)の今22年3月期は連結売上高で175億2000万円(前期比2.9%増)、営業利益で1億5200万円(同3.4%減)、純利益で2億1400万円(同9.9%減)を見込んでいる。前期の売上高170億3200万円(前の期比4.0%減)、営業利益1億5700万円(同23.0%増)、純利益2億3700万円(同7.1%減)に対して営業減益を見込むが、これはコロナ禍で抑制されていた販管費の増加見込むため。化学品事業で前下期以降は自動車関連や繊維油剤関連の受注が回復し、パーム油市況の上昇上昇基調で販売価格も改善、この基調は今期も継続することから、会社側計画は最低ラインの数値と判断できそうだ。

配当性向の基準を20%以上から25%以上へ引き上げ

日用品事業では巣ごもり需要が追い風となって、生協ルートや量販店ルートを中心に、「洗濯槽クリーナーや眼鏡くもり止めシートなどの生活日用品や掃除用品が拡大」(会社側)している。土木建設資材事業は自然災害復興工事や道路・橋脚・トンネル等のインフラ整備、汚染土壌改良などの受注拡大を想定している。年間配当は前期に続き18円配当を継続、今期から配当性向の基準を20%以上から25%以上へ引き上げる新たな配当方針へ変更しており、株主還元にも意欲を見せている。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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