取材メモ|企業取材 証券市場新聞

18年3月期売上高は7期連続過去最高
アズワン(7476)は理化学機器・用品卸で業界トップを誇り、科学機器を筆頭に様々な研究機関から厚い信頼を得ている。新たな中期計画ではeコマースや海外事業のエリア拡大などを目指しており、業績拡大が加速化しよう。

5月12日に発表した前17年3月期の通期連結決算は連結売上高559億4700万円(前の期比4.4%増)、営業利益60億9300万円(同4.3%増)、純利益42億1200万円(同8.6%増)と売上高では6期連続で過去最高を記録した。同社の強みとなる医療備品まで幅広く揃えた介護・医療用品の総合カタログ「ナビ助」を新たに発刊。加えてインターネットサイト「AXEL」では、カタログに掲載しきれない専門的アイテムを多数掲載し、取扱商品点数を期初約100万点から期末約140万点まで拡大させている。
続く18年3月期は売上高で590億円(前期比5.5%増)、営業利益で63億円(同3.4%増)、純利益で43億8000万円(同4.0%増)と売上高では7期連続での過去最高を見込んでいる。同社では新たな中期経営計画「Project―NANA2.0」を新たな策定、23日に大阪市西区の本社で開催された決算説明会の席上、井内卓嗣社長は「20年3月期に売上高700億円を目指す」と意欲を見せる。従来の研究・産業向け特化からクリニックや歯科、動物病院など自社ECを活用した周辺領域へ展開。海外では中国において沿岸部のみの販売エリアから内陸部を含めた拠点拡大に意欲を見せている。
増配と自社株買いが下支え
株価は5月15日に5560円の年初来高値を更新した後、5300円前後まで調整している。配当は前期の年56円から18年3月期には58円へ増配予定であることや、17年5月15日から18年3月31日まで上限50万株(発行済株式総数に対する割合2.63%)の自己株取得枠を設定していることを考慮すれば堅調な株価展開が続こう。

 

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