東レは最高業績へ順調【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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成長投資で来期業績拡大加速

 東レ(3402)は18年3月期通期計画の連結売上高2兆2200憶円(前期比9・6%増)、営業利益1650億円(同12・3%増)達成へ順調な進捗状況となっている。

低調だった衣料用も復調

 第2四半期は高収益事業の炭素繊維複合材料の出荷が本格的な回復に至らなかったものの、この期として最高益を達成した。2Qの収益をけん引したリチウムイオン二次電池向けバッテリーセパレーターフィルムが引き続き伸びているほか、スマホなど電子部品向けなど機能化成品が好調を持続、安定収益事業の繊維もエアバッグをはじめ自動車分野や衛材用不織布が堅調で「低調だった衣料用も復調してきた」(広報)という。

バッテリーセパレーターフィルムの生産能力を3倍に引き上げ

 今期は最高業績更新が確実とみられるが、現在進めている中期計画では20年3月期に連結売上高2兆7000億円、営業利益2500億円を目標に掲げ、成長分野への積極投資を断行しており、来19年3月期から収益拡大が加速する見込み。バッテリーセパレーターフィルムの生産能力を3倍に引き上げるほか、衛材用不織布増産で中国、インドの新興市場を開拓、炭素繊維も「年度内の回復にメドが立っている」(同)。




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