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付加価値商材で成長市場開拓
三社電機製作所(6882)は最終年度の21年3月期に連結売上高280億円(前期実績比18%増)、営業利益25億円(同70%増)を目指す中期経営計画に着手した。売上高営業利益率は6・2%から8・9%に高まることになり、収益力強化に重点を置いて付加価値商材の取り扱いを強化、海外を含めた成長市場を開拓する方針で、ソリューションビジネスも強めていく。
半導体は産業用機器の小型化・高効率化ニーズに対応してSiCモジュールを量産、トランスファーモールド製品の品揃えを拡大するとともに、サイリスタ、高速ダイオードの新製品開発を加速して、サーボ・汎用インバータ、溶接機など成長業界への取組みを強める。
電源機器は燃料電池用・蓄電池対応パワーコンディショナやリチウムイオン電池素材など新エネルギー・EV関連製品を強化、「外部とのアライアンスも視野に入れてEV/FCV分野への展開を模索する」(会社側)考え。海外は金属表面処理用電源、溶接機の地産地消を進め、中国、アジアを中心に北米や欧州市場も開拓していく。
ソリューションビジネスは問題を解決するための提案で、ユーザーとの連携をさらに強固にする。
by 株価チャート「ストチャ」
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