成長持続へ基盤整備着々|大和ハウス工業(1925)【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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19年3月期中計目標超過達成へ

 大和ハウス工業(1925)は持続的な事業拡大へ着々と基盤を整備している。19年3月期を最終年度とする中期計画では3年間で過去最高の7200億円の不動産投資を実施、三大都市圏と地方中核都市で複合開発を進める一方、海外市場開拓にも力を入れている。
 すでに成果は表れており、第2四半期は免震・制振用オイルダンパー問題の影響を商業施設や事業施設の好調で吸収、連結売上高1兆9833億2600万円(前年同期比9.6%増)、営業利益1895億8600万円(同5.1%増)と増収増益を確保。通期は売上高4兆500億円(前期比6.7%増)、営業利益3540億円(同2.0%増)と従来予想を据え置き、有価証券売却益を計上することから最終利益のみ増額した。
 2ケタを大きく上回る大幅増益が続いた前期までから成長ピッチは鈍るものの、中計目標は初年度に達成し、目標値を引き上げている。今期はその修正値も上回る見通しだ。また、今期計画には消費増税の影響は加味していないが「先行して開発用地を取得している」(会社側)としており、駆け込み需要が発生するようなら、収益上振れもあり得るだろう。

by 株価チャート「ストチャ」

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