中計目標達成へ態勢固め|三社電機製作所(6882)【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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環境・省エネと高効率化へ対応

 三社電機製作所(6882)は中期3カ年計画2年目となる20年3月期の連結業績について、売上高260億円(前期比6.7%増)、営業利益19億円(同3.6%増)を予想。中国経済減速や設備投資先送りなど環境の厳しさを織り込み、中計の従来目標を若干下回るものの、増収増益を確保できると見みている。ただ、21年3月期売上高280億円、営業利益25億円の最終目標に変更はなく、今期はラストスパートに向けた態勢固めに重要な1年となる。
 大型電源は素材向けを中心に既に受注済の案件もあり好調を持続、収益をけん引する見込み。半導体はSiC(シリコンカーバイド)パワーモジュールの量産でテコ入れする構えで、高機能・高効率が求められる高付加価値分野への提案を強め「海外を含めて本格的に拡大していく」(会社側)。
 さらに、ごみ処理向け灰溶融プラズマ電源や個体酸化物形燃料電池など環境保全と省エネニーズに対応する提案で既存事業を強化する。新規事業はSiCに加え、電気自動車向けも視野に入れ、新エネルギー分野を開拓、検査機器やATMなど医療、金融向けには小型カスタム電源を伸ばしていく。

by 株価チャート「ストチャ」

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