業績悪化に歯止めかかる|ハリマ化成グループ【取材メモ】

取材メモ|企業取材 証券市場新聞
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ナノ粒子による用途開発も進展

ハリマ化成グループ(4410)は新型コロナの影響が海外を中心に深刻化、足元の業績は計画を下回った。ただ、ガムロジン市況は持ち直しの兆しを見せており、ナノ粒子による用途開発も進展、業績悪化に歯止めがかかりつつある。

既存素材の特性を生かした新製品

今3月期2Qは売上高301億500万円(前年同期比18.6%減)、営業利益3億5600万円(同84.1%減)で着地。海外の落ち込みに加え、国内もユーザーの在庫積み増し需要が一巡、原料価格上昇も収益を圧迫した。新型コロナの影響について、期初は売上高で20億円、営業利益5億円のマイナス要因と見ていたが、結果は64億円の減収、7億9000万円の減益要因になった。
ただ、中国製紙用薬品は好調を持続。高品質で価格高位の中国産ガムロジン価格が緩やかながら上昇に転じてきたことで、ガムロジン価格全体が持ち直しつつある。ナノ粒子はフィルムコーティングを中心に屈折率制御やキズ防止などの機能により、電子材料向けで引合いが増えてきた。さらに水系エマルジョン樹脂など既存素材の特性を生かした新製品には「新しい用途や分野から問い合わせが相次いでいる」(会社側)という。

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp

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