2022/5/30月曜日
今週の活躍期待銘柄
NexTone
QDレーザ
NexTone<7094>は5月12日の2501円を底に3500円台まで戻してきた。音楽コンテンツの著作権管理を展開、業界最大手のJASRACに対抗する唯一の挑戦者として存在感が高まっいる。22年3月期は新型コロナ感染拡大による録音権徴収額の減少やイベント開催延期等の影響を受けて大幅増益ながらも未達となったが、今期はイベント数拡大で連結営業利益で前期比25.6%の8億9000万円を予想。管理楽曲数は増加の一途で、配信関連拡大で業績拡大加速へ。
QDレーザ<6613>の株価は5月13日の407円を底に急速に出直る動き。半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアおよびそれらの応用製品の開発・製造・販売を展開。25日は同社がデンソー<6902>、トヨタ自動車<7203>と共同で出願していた半導体レーザ装置に関する特許が公開、24日はエピタキシャルウエハーとファウンドリー開拓が伝えられており、相次ぐ好材料で変貌期待高まる。
5月第2週の動意銘柄
東京計器
が6連騰
東京計器<7721>が24日に6連騰。岸田文雄首相は、バイデン大統領との共同記者会見で、「私から日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏付けとなる防衛費の相当な増額を確保する決意を表明した」ことを明らかにしたことが材料視された。同社は防衛省向け機器で実績があることから防衛費増額となれば恩恵は大きい。
ディーエヌエ
が急落
ディー・エヌ・エー<2432>が26日に急落。25日取引終了後、医療ICTベンチャーのアルムを子会社化すると発表、第三者割当増資引き受けと株式取得により、アルム株式の保有比率を57.5%に高める。アルムは直近で赤字決算が続き買収には一部借入を検討しており、短期的な連結業績の悪化と財務負担を懸念した売りに押された。
芝浦機械
今期は大幅増益
芝浦機械<6104>が急伸。同社は26日の取引終了後、延期となっていた23年3月期の業績予想を発表、連結営業利益で前期比41.6%増の60億円と大幅な増益を見込んでいることが好感された。リチウムイオン電池向けセパレータフイルム製造装置などEV向け需要を取り込んでいく。
MITHD
ストップ高
MITホールディングス<4016>がストップ高カイ気配。23日、NTTドコモと業務提携すると発表したことを好感した買いを集めた。連結子会社のビーガルがドコモの「ビジネスdXストア」にデジタルブッククラウドサービス「Wisebook ONE」をOEM提供、6月1日から「dX電子カタログ」のサービス名で提供する。
空運と陸運
が上昇TOP
JAL<9201>がANAホールディングス<9202>が買われ、業種別騰落率で33業種中、空運セクターが26日に上昇率トップ、JR東日本<9020>、京成電鉄<9009>など電鉄にも買いが広がり、陸運が上場率2位となっている。新型コロナの水際対策をめぐり、岸田総理大臣が来月から外国人観光客の受け入れを再開することを表明すると伝わったことを受け、旅客需要回復へ期待が高まった。
ソースネクスト
続騰
ソースネクスト<4344>が続騰、年初来高値を更新した。この日から子会社のポケトークがAI通訳アプリ「ポケトーク」(iOS版/ Android版)を、週額120円、月額360円、年額3600円(価格はすべて税込、初回3日間は無料)で全ユーザーへの提供を開始することが材料視された。
編集後記
先週まで日経平均は2万7000円で押し返される展開。週末の動きを見ている限り今回こそ2万7000円突破での引けが期待される。消費猛暑で盛り上がりを見せれば雰囲気はさらに明るくなりそうだ。
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