2022/6/13月曜日
今週の活躍期待銘柄
マクドナルド
三和油化
日本マクドナルドホールディングス(2702)の株価は5月16日に5190円まで上昇したのちに5000円トビ台の揉み合いとなっているが、全般の地合い悪があっても3月14日の安値4860円が意識されよう。貸借倍率は0.11倍と拮抗しており、需給面での不安はなく6月末の優待権利取りで対処したい。既存店売上高は4月の前年同月比11.3%増からは伸びが鈍化したものの、5月は同5.1%増と好調持続。ドライブスルー、デリバリー、デジタル施策や、ディナー時間帯の強化に加え、バリュープログラムの継続や新たなメニューの導入で継続的にディナー時間帯や販売チャネル毎のベースセールスが着実に上昇。プライムへの市場変更期待も。
三和油化工業(4125)の株価は5月25日の3630円を底に上昇、25日や50日線を回復してきた。地合い悪で再度下押す場面があれば注目できよう。
製造業という基盤をベースに、環境ニーズに貢献するリユース・リサイクル事業を展開、分離・高純度化技術を高め、厳格な品質管理を求められる電子材料分野にも事業領域を拡大させている。化学品事業を中心に半導体・電池向けの製品需要が大きく増加しており、23年3月期は連結営業利益で前期比10.5%増の18億円と前期に続き最高益を見込む。
5月第2週の動意銘柄
ラウンドワン
が高値
ラウンドワン<4680>が10日に急伸、年初来高値を更新した。同社は9日の取引終了後、5月の月次売上高を発表、20年3月期対比で1.3%増となったことが好感された。アミューズメントでは、5月に2店舗「ギガクレーンゲームスタジアム」としてリニューアルオープンしており伸びている。
ANYCOLOR
初値は3.1倍
8日に東証グロース市場に新規上場した<5032>は9日、公開価格1530円の3.1倍となる4810円で初値が生まれた。同社はVTuberグループ「にじさんじ」の運営を行う。
海運株が急落
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>が9日に急落、東証上場33業種中、海運が下落率トップとなっている。デンマークの海運コングロマリット、APモラー・マークスが前日比8%安に売られるなど、海外海運株安の流れが波及した。
積水ハウス
が続伸
積水ハウス<1928>が10日に続伸。同社は9日の取引終了後、23年1月期の第1四半期(2~4月)決算を発表、連結営業利益で前年同期比60.5%増の877億6900万円となった。国内外の住宅事業の受注が好調に推移している。
ソースネクスト
が高値
ソースネクスト<4344>が急伸、9日に年初来高値を更新した。5月26日から子会社のポケトークがAI通訳アプリ「ポケトーク」(iOS版/ Android版)を、週額120円、月額360円、年額3600円(価格はすべて税込、初回3日間は無料)で全ユーザーへの提供を開始していることが引き続き材料視された。
ホープが
ストップ高
ホープ<6195>が9日にストップ高。8日引け後に発表した23年3月期の連結業績で営業損益1億2600万円円の黒字(前期166億5100万円の赤字)を見込み、上場廃止に係る猶予期間内に債務超過を解消することを最優先課題として取り組むと発表したことで買いが優勢になった。
編集後記
これまではニューヨーク市場が下げても東京市場は下げなかったが、10日のナイトセッションの225先物を見る限り、今週はニューヨーク市場と連動して急落する可能性が高そうだ。インフレの深刻さが改めて認識されている。急落後の対応が難しくなりそうだ。
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