株式市場新聞WEB版2022年8月1日号

2022/8/1月曜日

中古品関連に熱い視線

ショップ|企業速報 証券市場新聞

数年にわたるコロナ禍による稼働率低下などにより半導体不足が深刻化し、新車販売では納期の長期化や一部の人気車種で新規受注を一旦中止するなど事態が深刻化している。この動きはパソコンなどのデジタルガジェットなどにも及んでおり、購入を急ぐユーザーはユーザーは質の良い中古品を選択する動きを強めている。質の良い日本の中古製品は円安を追い風に海外ユーザーも熱い視線を向けており、リユース関連企業が注目を集めている。

欧米の経済指標が景気減速を示す内容が多くても、株式市場へのネガティブな影響は限定的となっている。
経済減速が逆にインフレ懸念を後退させ、市場金利の上昇懸念を抑制させることで、株式市場への売り圧力が後退している。

投資部門別売買動向を見ると大きな変化が起こっています。6月17日週~7月1日週までの3週間で現物と先物合計で2兆3008億円売り越していた海外投資家が、7月8日週に週間で1兆1850億円買い越しに転じ、15日週は1880億円と小幅に売り越しましたが・・・

パウエル議長が今後の利上げに慎重な姿勢を示したことから米国株が大幅に上昇、28日は買い戻しが強まりました。ただ、心理的な節目の2万8000円台に乗せてからは上値が重く、週末も米国株が続伸したことで、買いが先行しましたが、朝高のあとは失速しています。

今週の活躍期待銘柄

カプコン

OLC

 カプコン(9697)の今23年3月期の第1四半期(4~6月)は連結売上高で252億3200万円(前年同期比47.9%減)、営業利益で120億6100万円(同48.9%減)となった。前年同期は超大型タイトル「バイオハザードヴィレッジ」などが計上されており、大幅減収減益はその反動。6月末に発売の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が第2四半期以降寄与するうえ、バイオハザード4リメイク版以外にも野村 謙吉取締役専務執行役員 最高財務責任者(CFO)は「未発表で100万本以上が見込めるタイトルも予定」とし、通期の売上高1200億円(前期比9.0%増9)、営業利益480億円(同11.9%増)の期初予想達成に意欲を見せる。

 オリエンタルランド(4661)の株価は7月19日までの移動平均線近辺での底値もみ合いから離脱して上昇基調になってきた。7月28日に発表した23年3月期の第1四半期(4~6月)は連結営業利益で170億6200万円と前年同期の88億3200万円赤字から大幅な黒字を達成、通期予想の502億5100万円(前期比6.5倍)に対しても高進捗であり、上方修正期待からも急落前の今年4月のもみ合いゾーンである2万3000円手前までの戻りは十分期待できよう。
 ディズニーシーのナイトタイムエンターテイメント「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」が11月11日から開始するなど新アトラクション効果も期待できる。

  動意銘柄

アドテスト
が急反発

アドバンテスト<6857>が29日に急反発。28日引け後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を5100億円から5500億円(前期比31.9%増)、営業利益を1500億円から1700億円(同48.2%増)に上方修正した。短期的には民生品半導体は伸び悩むものの、高性能半導体の伸びや円安を加味した。収益上振れに伴い第2四半期末配当を65円(前年同期50円)へ増配、併せて、発行済み株式数の5.3%にあたる1000万株、500億円を上限にした自社株買いを発表したことも好感された。

三菱自
が新値

三菱自動車工業<7211>が28日に大幅高で年初来高値更新。前日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期の連結決算は、営業利益307億8300万円(前年同期比2.9倍)と利益が大幅に拡大、通期予想を900億円から1100億円(前期比26.0%増)に上方修正した。原料や輸送費コストの上昇を円安効果で吸収、市場予想を大きく上回る収益拡大が好感された。

航空電子
が高値

日本航空電子工業<6807>は28日に朝安のあと上げに転じ、年初来高値を更新した。27日引け後に発表した23年3月期第1四半期の連結決算は経常利益77億4900万円(前年同期比2.2倍)で着地、第2四半期累計予想を90億円から120億円(前年同期比34.1%増)に上方修正し、上半期として7期ぶり過去最高益更新をみこんだ。産業機器市場の需要が堅調で、円安進行に伴う為替差益が収益を押し上げる。ただ、経済環境や市場環境が期初見通しから大幅に変化しているとして通期業績予想を取り下げ未定にしたことで売りが先行したが、下値では買い入った。

NEC
が大幅続落

NEC<6701>が29日に大幅続落。28日の取引終了後に発表した23年3月期第1四半期の連結決算は、営業損益153億4100万円の赤字(前年同期11億3300万円の黒字)に転落したことを嫌気した売りがかさんだ。前年同期に大型案件があった社会公共・ネットワークサービスの落ち込みが響いた。ただ、受注残は豊富で円安もプラス要因になることから、通期は1850億円(前期比8.2%増)と増益予想を据え置いた。

エムスリー
が続反発

 エムスリー<2413>が28日急反発。前日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期の連結決算は、営業利益186億9500万円(前年同期比24.2%減)で着地したが、前年同期に海外の特殊要因による利益計上があり、それを除いた実質では2割超の増益で、コンセンサスを上回った。新型コロナ関連の治験やワクチン接種支援プロジェクトが増加、主力のメディカルプラットフォーム事業の改善している。また、FOMC後の米グロース株高も追い風になった。

小糸製
が続落

小糸製作所<7276>が続落。同社は27日の取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表、連結売上高で8710億円から8740億円(前期比14.9%増)へ、営業利益で670億円から590億円(同10.4%増)へ修正した。急激な自動車生産台数の変動に伴う固定費負担の増加に加え、原材料費や物流費・光熱費などの高騰が影響している。

8月5日に発表される米7月雇用統計発表後の株価の動きに注目したい。
つまり、景気悪化の指標が出た場合これまで通りに株価が好反応を示すかどうか出る。
株価の動きの解説はすべて後講釈である。その時の反応がすべてであり重要な指標発表後の株価の動きで流れが大きく変わることがある。
従来通りインフレ抑制に反応するのか、景気後退に懸念を示すのか見極めていきたい。

大きなイベント通過でアク抜けはしてますので2万8000円を目指す見方はかえていません。これからは第1四半期の好決算銘柄を中心に業績に目が向かいそうです。

数十年前なら「数年後に上場するから株券を買わない?」といった未公開株への投資によるトラブルが問題になった時期があったが、現在では仮想通貨やFXが主流になっている。

7月最終週の東京市場は日経平均では28000円に乗せた後に足踏みとなった。
注目された米国のFOMCではマーケットの事前予測通り、0.75%の引き上げで、パウエル議長は次回のFOMCでは利上げペースの緩和を示唆していた。企業決算についてもマイクロソフトやアルファベットなどIT大手が無難な内容だったことからニューヨークの主要3指数ともに3日続伸となった。ナイトセッションの日経平均先物も2万7940円で引けており、週明けは反発のスタートとなりそうだ。

編集後記

この数週間、日経平均の動きを支えていたのが円安。一時は評論家あたりからも150円とか160円にまで円安が進行するなんて見方があったが、139円台だったのが週末は133円台前半まで円高となった。米国の景気後退懸念が円買いを誘発しているが、過度な行き過ぎは修正されるということ。過激な予測に振り回されず冷静に判断したい。

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