2022/9/12月曜日

今週の活躍期待銘柄
高田工業所
バンナムHD
高田工業所<1966>の株価は6月以降、一貫した上昇基調が継続、8月31日の高値1300円突破から更なる上値を期待したい。
鉄鋼・化学関連の中堅プラント工事会社で、原発再稼働や新設の動きが押し上げ材料。原子力発電所のステンレスライニング、大型貯槽、配管などの建設を実施。なかでも使用済燃料を貯蔵するステンレスのプールは主製品のひとつで、設計から現地工事まで一貫して実施。安全対策が新設のうえで必須で受注拡大に期待。
バンダイナムコホールディングス<7832>の株価は8月19日の1万1190円高値から急落していたが9月7日の9522円を底に出直る動き。25日線1万306円抜けから高値奪回に期待したい。映画「ONE PIECE
FILM RED」が大ヒットしたことに続き、10月からは新作アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の放送がスタート。新作ゲーム「GUNDAM
EVOLUTION」も9月22日から配信予定で、今後はガンダム関連の動向が株価押し上げ要因に。
動意銘柄
新日科学
が急伸
新日本科学<2395>が9日に急伸。ジェフリーズ証券が新規「Buy」目標株価を3800円に設定したことが好感された。株価は5連騰で年初来高値を更新、2004年の高値2940円に迫りつつある。
ジーニー
が高値
ジーニー<6562>が8日大幅高で年初来高値を更新。7日取引終了後、自社が提供する広告買い付けプラットフォーム「Demand Side Platform」が世界トップレベルのマーケティングプラットフォームを提供するシンガポールのInMobiと業務提携すると発表したことで、協業による業容拡大と収益貢献を期待した買いを集めた。提携によりInMobiが保有するモバイルアプリやメディア在庫にアクセスし、顧客の目的に沿ったより幅広いソリューションを提供できるとしている。 提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
パーク24
が急反落
パーク24<4666>が8日急反落。東京地検特捜部は「東京五輪を巡る汚職事件の関係先として、大会スポンサーだった駐車場最大手のパーク24の本社(東京・品川)を家宅捜索し、同社幹部から任意で事情聴取した」と各メディアが報じた。大会組織委員会はスポンサーの募集業務を電通に委託していたが、同社の契約には他の広告会社も関与したと一部で指摘されている。同社では幹部らを容疑者とした家宅捜索ではなく捜査に協力しているとしているが、不透明感空売りがかさんだ。
ガーラ
がS高
ガーラ<4777>が9日にストップ高買い気配。この日、韓国の連結子会社Gala Labが現地LG Uplus、Megazone Corporationとメタバースキャンパスプラットフォーム事業に関する業務提携に基本合意したと発表した。メタバースプラットフォームによる仮想キャンパスを開発・構築し、大学、高等学校、中学校、小学校などの各教育機関にコミュニティや学校業務などの付加的な業務の場として、メタバースプラットフォームを提供するとしており、協業による韓国事業の拡大と連結収益貢献を期待した買いを集めた。
スパイダーP
がS高
スパイダープラス<4192>が8日ストップ高。7日、業界初の基本特許技術「施工体制作業指示」を取得したと発表したことが買い手掛かりになった。施工体系図をはじめとした建設現場の施工体制に基づき、建設現場での事業者間の作業指示や完了報告などの情報共有を可能とする技術で、事業者間の情報共有のデジタル化を実現、複雑な指示命令系統での円滑なコミュニケーションや建設図面を活用した施工管理の効率化が図れるという
アンジェス
が3日
アンジェス<4563>が3日続落。同社は7日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症(武漢型)向けDNAワクチンの開発中止を発表した。これまでの研究開発の知見を活かし、プラスミドの発現効率や導入効率の向上等、プラットフォームの見直しを行い、並行して、将来発生する可能性のある新たな変異株を視野に入れ、当面、オミクロン株の最新変異株(BA.5等)に対しても有効な、改良型DNAワクチン研究を開始する。

今週はFOMCに向けて、金融当局者が金融政策に関する発言を控えるブラックアウト期間に入ることからタカ派発言による株価急変のリスクは少ない。
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