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反発も見送られ方向感乏しい
23日の東京市場は4日ぶりに反発しました。日経平均は88円高です。米株市場でナスダックが最高値を更新した流れを引き継ぎ、買い先行で始まりましたが、市場参加者が限られるなか、朝高のあとは一時下げに転じるなど、見送られ方向感に乏しい展開でした。半導体関連が買われる一方、新型コロナ感染拡大への警戒感が根強く、景気敏感の大型株に下落する銘柄が目立っています。
IPOに資金集中し物色広がらず
東証1部の売買代金が2兆円を割るなど商いが細るなか、年末に向けた税金対策の換金売りが上値を抑えているようで、マザーズ指数は2%を上回る上昇になりましたが、前日の急落に対する自律反発の域を出ていません。IPOに短期資金が集中するかたちで、中小型株に物色の広がりは見られず、グロース株やEVや電池関連の材料株も戻りは鈍い状況でした。
ファイバGTを利益確定
推奨銘柄についてはモリテック<5986>、三光合成<7888>の材料株の一角が急反発に転じ、グロース株ではスマレジ<4431>が底堅い動きです。ただ、追撃買いを入れるには今少し様子を見極める必要があると考え、きょうはファイバGT<9450>の利益を確定するとともに、アサヒHD<5857>、富士通<6702>の損益、KYCOM<9685>の損失を確定して買いは見送りました。年内ワンチャンスを待つ考えです。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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