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下値買い意欲強く３日続伸
９日午前の東京市場は３日続伸しました。日経平均は１１７円高です。前日の米株式市場主要３指数が最高値を更新した流れを引き継ぎ買いが優勢でした。直近急騰の反動で小幅に下げる場面はありましたが、下値の買い意欲は強く利益確定売りをこなして大引けにかけて底堅く推移しています。米追加経済対策の早期成立への期待やワクチンの普及、国内感染者が減少傾向にあることも買い安心感を誘いました。
マザーズも下げ幅縮める
２２５採用の値がさ株が指数を押し上げる先物主導の上昇で、東証１部の騰落銘柄数は値下りが値上がりを上回り、ＴＯＰＩＸの上昇は小幅にとどまっています。ただ、値下り銘柄が前引け段階の１３６２から大引けでは１１６０へ減る一方、と値上りは７５２から９３３に増えました。グロース系の中小型株にも出直る銘柄が増え、マザーズ指数も後場下げ幅を縮めています。
オムロンなど高値うかがう
推奨銘柄ではオムロン<6645>とアドテスト<6857>、ダイセキ<9793>が続伸し高値をうかがう動きで、カプコン<9697>やＢＡＳＥ<4477>も出直って来ました。前場はローム<6963>に打診買い、後場は大阪有機<4187>に追撃買いを入れています。ただ、グロース系の中小型株は好決算でも出尽くし感やコンセンサスに届かなかったとして売られるケースが目立っており、コマースワン<4496>と近鉄エクス<9375>の利益を確定しました。近鉄エクスについて引け後に発表した３Ｑ累計は４５％営業増益で着地、通期予想を上方修正しており、株価の反応を見たうえでチャンスがあれば買い直したいと思います。
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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