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上値は買い手控えられ小幅続伸
週明け15日の東京市場は小幅に続伸しました。日経平均は49円高です。大型追加経済対策成立やワクチン普及による景気回復期待からNYダウが大幅に続伸した流れを引き継ぎ、買いが先行しました。ただ、米国では16日からFOMC、国内では18日から日銀金融政策決定会合を控え、上値の買いは手控えられ、後場に入ると小幅に下げに転じる場面もありました。
景気敏感株買われ値上りが銘柄8割強
海運や空運、鉄鋼、銀行など景気敏感株を中心に買いが広がり、東証1部の値上がり銘柄数は1608と8割を超えています。一方で長期金利上昇を嫌気して米ハイテク株が売られたことから、半導体や新興グロース株には安い銘柄が目立ちました。FOMCでは長期金利上昇にどのようなスタンスが示されるのか、日銀ETF買い入れ方針に変化があるかなど政策調整を見極める必要があり、様子見気分の強い展開が続きそうです。
スマレジと澤藤電が大幅高
ただ、ハイテク・グロース株も底堅く推移しており、推奨銘柄では三櫻工<6584>が新値、日立造<7004>、ミダック<6564>が高値をうかがう動きで、決算が評価されたスマレジ<4431>と澤藤電<6901>が大幅高に買われています。オムロン<6645>、アドテスト<6857>のハイテク株は小幅安にとどまりました。一方、前週末に2Q予想を上方修正したオハラ<5218>は出尽し感から急落しましたが、中期トレンドは崩れておらず、しばらく様子を見たいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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