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週央下値模索も反発歩調
前週の東証市場は新型コロナ感染に歯止めがかからず、経済正常化遅延懸念から、週央は下値を探る展開になりました。日経平均は下値のメドとされていた75日線をあっさり割り込み、一時2万8400円台まで急落しています。もっとも、さらに下値を売り込む動きとはならず、22日は590円高と急反発、週末はキャピタルゲイン課税強化報道を嫌気した米国株急落を受け反落となりましたが、朝方に420円近く下落したあとは下げ幅を縮め、167円安で引けました。
主要企業は期待先行の反動
安川電機に続いて好業績見通しを発表した日本電産の弱い動きが気になりますが、一方で空運や陸運など感染再拡大を嫌気して売られてきた景気敏感株に買いが入っており、週明け以降は上値は重いものの、底堅い動きが続くと見ています。また、主要企業については期待先行で上昇してきた反動で、決算発表でいったん出尽しになるケースが目立っていますが、推奨銘柄に取り上げたフルヤ金<7826>が最高値を更新するなど、決算発表後も大きく買い進まれる銘柄も少なくありません。
決算と反応確認してから
投資判断は決算の内容と株価の反応を確認してからで遅くないでしょう。また、直近IPOは業績観測が株価に織り込まれていないと考え、前週はスパイダP<4192>やオキサイド<6521>、シキノハイ<6614>などに集中して買いを入れました。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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