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NYダウ大幅安受けさらに下値探る
13日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は699円安です。米消費者物価指数(CPI)が市場予想を大幅に上回ったことでインフレ懸念が強まり、前日の米株市場でダウが大幅に下落した流れを引き継ぎ、さらに下値を探る展開になりました。売り一巡後は買戻しに下げ渋る場面はありましたが、上海株や台湾株が安く、時間外の米株価指数先物も上げ幅を縮めたことから、後場一段安で一時760円超に下げ幅を広げています。
下げ止まる気配なく買い手控え
好決算を発表した銘柄が買われ、鉄鋼やメガバンクなどが下げ渋ったことで、前引け段階では値下がり銘柄数は全体の6割弱にとどまっていましたが、後場に入ると下げに転じる銘柄が増え、大引け段階では値下がり銘柄数が1800と8割強に増えました。後場は下げ止まりから明確に切り返してくる銘柄でリバウンドを狙う考えでいましたが、全般下げ止まる気配がなく、きょうは買いを手控えています。
突っ込み警戒感がさらに強まる
ただ、日経平均はこの日までの3日間で2000円を上回る下げとなっており、突っ込み警戒感がさらに強まりました。米経済統計と金利動向次第ながら、自律反発のタイミングは近く、引き続きリバウンド狙いに備えたいと思います。
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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