物色の流れ見極め中小型株を個別に物色【正直じいさんの株で大判小判】

正直じいさんの株で大判小判20.08|株式市場新聞
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一気にリスクオフの巻き返し

週明け12日の東京市場は4日ぶりに急反発しました。日経平均は628円高です。前週末にETF分配金捻出、SQの需給イベントを通過したところに米株市場でダウ、ナスダックが揃って最高値を更新、取引開始前に内閣府が発表した5月機械受注が市場予想平均を上回ったこともフォローになり、先物主導で一気にリスクオフの巻き返しが進みました。東証1部の値上り銘柄数は2010と9割以上を占める全面高商状です。

安川電大幅高で設投関連に連想買い

東京都の緊急事態宣言発出による旅行需要回復期待後退でJR各社やJAL、ANAの空運は下落しましたが、これら以外にはほとんど影響はなく、通期予想を上方修正した安川電機<6506>が大幅高に買われたことからファナック、キーエンスなど設備投資関連に連想買いが広がり、市場全体のムードを明るくしました。SOX指数反発を受け半導体関連の堅調です。

後場は売り買いともに見送る

推奨銘柄はレーザーテック<6920>が続伸するなどおおむね堅調で、前場はシキノハイテク<6614>やタムラ製<6768>に追撃買いを入れました。ただ、後場に入ると高値圏にある銘柄のなかに当面の利益確定売りや戻り売りに伸び悩むケースが出てきましたので、後場は売り買いともに見送りました。ただ、今週はNY連銀製造業景況指数や、米消費者物価指数など重要経済指標の発表が多く、あすからは全般膠着のなか中小型株の個別物色が続くと見ており、物色の流れを見極めながら銘柄を選別していく考えです。

 

提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
 

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