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急ピッチの上昇の反動で反落
15日の東京市場は4日ぶりに反落しました。日経平均は158安です。前日の米国株が安く、急ピッチの上昇の反動で利益確定売りが優勢でした。中国不動産大手のデフォルト懸念や中国8月小売売上高と鉱工業生産が市場予想を下回ったことも心理を冷やし、11時過ぎに320円超に下げ幅を広げています。ただ、前引けにかけ持ち直し、後場は96円安まで引き戻す場面もあり、下値の買い意欲の強さは確認されました。
値下り8割強も下げ渋る銘柄増える
中小型株が幅広く売られたことで、東証1部の騰落銘柄数は値下がりが1783と8割強を占めましたが、前引け段階の1958銘柄から数を減らしており、個別にも下げ渋る銘柄が増えました。各指標は過熱感を示していますが、次期政権による経済対策とワクチン普及に伴う新型コロナ感染ピークアウトへの期待から先高感は強く、当面は利食い売りや戻り待ちの売りをこなして底堅く推移しそうです。
ステムセル研に追撃買い
推奨銘柄はHOYA<7741>や村田製作<6981>、ダイセキ<9793>が上げ一服となり、前日引け後に好業績を発表したスマレジ<4431>も朝高のあと利益確定売りに押されました。ただ、いずれも下げ渋る動きで前場は売り買いとも見送りましたが、後場はステムセル研<7096>に追撃買いをいれています。引き続き出遅れの好業績株の出直りを狙う方針で、物色の流れを見極めながら対処していきます。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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