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後場下げ幅広げ大幅反落
21日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は546円安です。米10年債利回りが上昇するなどインフレ懸念がくすぶるなか、主要企業の2Q決算発表を前に様子見ムードが強まりました。前場こそ資源関連への買いに下げ渋っていましたが、後場に入ると中国不動産大手の恒大グループ株が急落したことから、リスク警戒ムードが高まり先物主導で大幅に下げ幅を広げています。
インフレなど懸念材料山積
前日の米国市場でオランダ半導体製造装置大手のASML株が4%安と急落した流れを引き継ぎ、レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体関連を中心にハイテク株に売りがかさみ、空運や海運の下落も目立つなど33業種すべてが下落しました。インフレ圧力の高まりと米長期金利上昇がグロース株への買いを手控えさせ、中国大手不動産のデフォルト問題や政府保有の日本郵政株売出による需給圧迫も警戒されるなど懸念材料が山積しており、当面は不安定な動きが続きそうです。
手持ち損益確定して様子見守る
推奨銘柄については前日までのほとんどを損益確定して様子を見守っています。手持ちに残した4銘柄のうち実質最高値をうかがう強い動きを見せていたフルヤ金<7826>も後場は小幅ながら下げに転じました。チャンスがあれば資源関連の切り返しで一回転狙いたいと思いますが、本格始動は決算内容を確認してからと考えてます。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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