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一時上昇転換も続落
18日の東京市場は続落しました。日経平均は89円安です。前日の米国株が反落したことから主力株を中心に売りが優勢でした。手掛かりに乏しく見送りムードが強いなか、中国株の下落も買いを手控えさせ、一時下げ幅を280円超に広げています。午後2時に経済対策規模が予想を上回る56兆円規模となったと伝わると先物に買いが入り、上昇に転じる場面がありましたが、買いは続きませんでした。
3万円がより厚い壁に
日経平均は続落ながら下げ幅を縮め、東証1部の値下がり銘柄数も1314と前引け段階の1524から数を減らしましたが、3万円がより厚い壁になったイメージです。大型経済対策報道に反応したのはヘッジファンドなど短期筋の買戻しで、一方で金融所得課税の強化や住宅ローン減税の控除率縮小なども検討されており、当面は上値の重い展開が続きそうです。
レーザーテック反落も下げ幅縮める
推奨銘柄についてはHOYA<7741>が続伸、東製鉄<5423>やダイセキ<9793>は反発し、レーザーテック<6920>も反落ながら下げ幅を縮めるなど後場は締まる銘柄が増えており、利益確定を先送りして新規の売り買いも控えました。あす以降の値動きを見極めながら高値圏にある銘柄の売り場を探るとともに、過熱感なく上値を志向してくる銘柄を狙っていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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