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方向感なく小幅反発
23日の東京市場は小幅に反発しました。日経平均は21円高です。パウエルFRB議長の議会証言は無難に通過しましたが、米国株の上値は重く主要指数が小安く引けており、手掛かり材料難で方向感なく推移しました。朝方は先物買いに上げ幅を250円超に広げる場面があったものの、戻り売りに押し戻され、後場に入ると一時100円超下落しています。ただ、下値では買いが入りプラス圏に浮上して引けました。
上値重いが2万6000円割り込まず
経済活動再開に伴う需要回復期待から内需関連が買われましたが、金融引き締めによる世界景気減速懸念が根強く、海運株や資源関連株が売られ場味を悪くしました。ただ、上値は重いものの日経平均は2万6000円を割り込むことなく底堅く推移しており、プライム市場の値上がり銘柄数は1100と約6割を占めています。米利上げによる景気への悪影響が警戒される一方、インフレはピークアウトした可能性があり、強弱感が対立しているのでしょう。
方向感出るまで慎重に対処
全般方向感が出てくるまでは慎重に対処する考えで、きょうはアジアクエ<4261>とインソース<6200>への買いにとどめました。引き続き米金利動向と株価の反応、物色の流れを確認しながらチャンスを待ちたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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