決算確認してグロース株の買場探る【正直じいさんの株で大判小判】

伸び悩むも続伸

２８日の東京市場は続伸しました。日経平均は９９円高です。ＦＯＭＣでは予想通り０．７５％の利上げが実施され、パウエル議長が会見で今後の利上げに慎重な姿勢を示したことから、米国株が大幅に上昇した流れを引き継ぎました。朝方に３００円近く上昇し、２万８０００円台に乗せたあとは急速に伸び悩み、一時下げに転じる場面がありましたが、下値では買いが入り、後場は前場終値水準でもみ合っています。

好決算銘柄買われ値上り増える

ＦＯＭＣに先立ち上昇していたことで利益確定売りが上値を抑え、為替が１３５円台前半まで円高に振れたことも重石になりました。米ハイテク株高を受け朝方は上昇が目立っていた半導体関連などは上げ幅を縮めています。ただ、好決算銘柄が買われたことで後場に入ると値上がり銘柄が増え、プライム市場の騰落銘柄数は値上がり１２０３に対して値下がり５４９と値上りが大きく上回りました。

航空電子は後場上げ幅広げる

ＦＯＭＣの結果を受け米長期金利が低下したことは、グロース株の追い風になりそうです。全般朝高のあと値を消したことから、きょうは航空電子<6807>への打診買いにとどめましたが、後場上げ幅を広げきょうの高値圏で引けました。これから本格化してくる決算発表と株価の反応を確認しながら、好業績のグロース株の買場を探りたいと思います。

花咲 翁

提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
　

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