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ダウ急落も買戻しに反発
3日の東京市場は反発しました。日経平均は147円高です。ペロシ下院議長の台湾訪問による米中対立などを警戒、米株市場でダウが400ドルを超える急落になりましたが、それに先立って前日に大幅に下落していたことから買戻しが優勢でした。米長期金利上昇を受けドルが買い戻され、為替が133円台と円安に振れていることも輸出セクターの追い風になりました。
底堅さ意識されるが上値も重い
もっとも、朝方に240円超に上昇したあとは戻り売りに押され40円高程度に上げ幅を縮める場面があり、その後は持ち直したものの2万7700円近辺で膠着感を強めています。FRB高官からタカ派発言が相次ぎ、今晩の米7月ISM非製造業景気指数や週末の雇用統計など重要指標発表が予定されていることから上値の買いは手控えられました。米中対立で崩れることはなく底堅さが意識されましたが上値も重い状況です。
航空電子への買いにとどめる
個別は決算内容で明暗を分けており、プライム市場の騰落銘柄数は値上がり683に対して値下がり1074と値下がりが上回りました。推奨銘柄もおおむね底堅く推移ましたが、きょうはチェックした好決算銘柄のなかから航空電子<6807>への追撃買いにとどめています。引き続きグロース株を中心に好業績銘柄で値幅を狙う方針で、決算内容と株価の反応を確認しながら、買い場を探りたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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