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インフレピークアウト期待から様相一変
前週の東京市場は続伸しました。日経平均は週間で371円上昇しています。レーザーテックの大幅高に刺激されて週初に上昇したあとは東京エレクトロンやソフトバンクG、米半導体大手の決算を嫌気して続落、フシ目の2万8000円を割り込みましたが、休日明けの週末12日は様相が一変しました。7月の米消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、インフレピークアウト期待が高まり、大幅利上げによる景気後退懸念が後退。リスク選好ムードが強まり、買戻しを巻き込んで700円を超える大幅な上昇で高値で引けています。
米金利、米株確認して好業績銘柄を狙う
日経平均は52週移動平均線を明確に上回り、2万8500円台に乗せてきました。チャートは中長期上昇トレンド入りを示唆しており、グロース株を中心に戻り歩調が続く可能性が高いでしょう。ただ、米インフレは減速しているとはいえ前年比で伸び率は高く、しばらくは米インフレ動向に一喜一憂する場面がありそうです。引き続き米金利、米株市場の動向を確認しながら、グロース株を中心にチェックした好業績銘柄で値幅を狙う方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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