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インフレ楽観覆り大幅反落
前週の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は前週末比647円安と前の週の上昇分を帳消しにしています。米8月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことでインフレへの楽観的な見方が覆り、改めて急ピッチの利上げを織込むかたちでリスク回避に傾きました。13日の米国株市場でダウが4ケタの急落になり、翌14日は800円近い下げで2万8000円を割り込み、以降も米国株が不安定な動きが続いたことで、3連休を控えた週末一段安です。
様子見姿勢さらに強まる
今週は立ち合い日数が3日しかなく、FOMCの結果が判明する22日までは様子見姿勢がさらに強まるでしょう。0.75%の利上げにとどまれば、アク抜け感から買い戻しが入りそうですが、米国株が崩れるようなら日経平均も週末踏みとどまった26週線や直近安値を割り込む可能性があります。引き続き割り切り対処で中小型材料株を狙う考えですが、あくまで慎重に対応です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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