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4週ぶり反発し前の週の下げを取り戻す
前週の東京市場は4週ぶりに反発しました。日経平均は前週末比1178円高と前の週の下落分をほぼ取り戻しています。日経平均は週初3日に6月安値を切ることなく切り返し、米国株も月替わりから急反発、4日も大幅高になったことで当面の底入れ感が広がりました。半導体など売り込まれてきた銘柄を中心に買い戻され、6日には上値抵抗ゾーンの2万7300円台まで上昇しています。週末は3連休控えで米雇用統計発表も予定されており、さすがに上げ一服になりましたが、大幅安から下げ幅を縮め、2万7000円台を維持して引けており、底堅さが意識されました。
米9月CPI受けた週末14日が正念場
さて、注目の米9月雇用統計は予想を上回る強い内容で、10年物国債利回りが3.9%台まで上昇、ダウの下げ幅が一時700ドルに迫りました。連休明けは値の荒い展開が予想されますが、今週は立ち合い日数が4日で、オプションSQ週でもあり仕掛け的な動きに注意が必要でしょう。さらに、13日には米9月CPI(消費者物価指数)が発表されることから、週末14日は戻りに転じるのか、調整局面に入るか正念場になると見られています。
推奨銘柄は損益相殺して約半数を整理
推奨銘柄ではマイクロ波<9227>やM&A総合<9552>の6月IPOが大幅高で最高値を更新しました。ただ、ほか候補銘柄はほとんどが含み損が出ている状況で、下値でナンピンを入れ損益を相殺して約半数を整理しています。週明けも全般地合いを確認しながら、上昇基調を維持する強い小型株に値幅取りのチャンスを探る一方、動きの鈍った大型株はショートで狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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