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週末急反発に転じ2万7000円台キープ
前週の東京市場は下値模索が続いたあと週末急反発に転じ、ほぼ前の週の終値水準で引けました。日経平均は週間で25円円安で2万7000円台をキープしています。雇用統計を受けて米国株が値を崩したことで、3連休明けの11日は714円安と大幅に下落、13日に発表される9月CPIへの警戒感からその後も調整色を強めした。ただ、CPIは予想を上回ったものの、米国株はダウが大幅安から切り返し800ドルを超える上昇になり、週末の日経平均も853円高と大幅に上昇、週足は長い下ヒゲを引き、前の週の安値に対する2番底を確認したかたちになっています。
下値不安薄れるも上値も重い
いったん悪材料を織込んだことになりますが、急速な金融引き締めが続く欧米の状況に変わりはなく、買戻し主体の動きで反動安にも注意が必要でしょう。また、2月期企業の2Q決算発表は一巡しましたが、週明けからは3月期決算を意識して主要銘柄は手掛けにくくなります。下値不安は薄れましたが上値も重そうで、米長期金利、米国株市場の動向と週明けの相場の流れを確認したうえで、個別に値幅狙いのチャンスを探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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