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続落も3週連続陽線で下値切り上げる
前週の東京市場は続落、上値が重く方向感を欠く展開で、日経平均は週間で約200円下落しています。長期金利上昇を嫌気して米国株が下落した流れを引き継ぎ、週初は300円を超える下げになりましたが、翌18日は英政権の大規模減税撤回が買戻しを誘い、前日の下げ分を超える急反発、19日はネットフリックスの決算が予想を上回ったことをで続伸しましたが、20日はテスラの決算が売り材料になり、週末は米国株安を受け続落しました。為替は150円台まで円安が進みましたが影響は限られ、日経平均は200日線に上値を抑えられ下落に転じています。ただ、下値を売り込む動きはなく、週足は3週連続で陽線を引き下値を切り上げました。
相場の振れ幅が大きくなる可能性
週明けは24日の日本電産を皮切りに主要企業の2Q決算発表が始まります。米国ではマイクロソフト、アップル、アマゾンなど主力グロース企業の決算が相次ぐほか、ECB理事会と日銀金融政策決定会合も予定され、株価や金利、為替の動きを確認しながら、好決算銘柄を個別に物色していくことになります。ただ、相場の振れ幅が大きくなる可能性があり、慎重に対処する必要があるでしょう。好決算銘柄をチェックして高値掴みにならないように買い場を探りたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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