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弱含み3日ぶり反落
9日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は155円安です。米国株市場でダウが330ドル高と大幅に続伸した流れを引き継ぎ買いが先行しましたが、約2カ月ぶりの高値水準で2万8000円に迫った場面では戻り売りや利益確定売りが出やすく弱含む展開でした。前場は売り買いが交錯し2ケタの下げにとどまっていましたが、時間外の米株価指数先物が軟調で後場は3ケタに下げ幅を広げています。
決算へ反応良好も出尽しで売られる銘柄も
中間選挙の結果を確認したいとして上値の買いは手控えられ、10月米消費者物価指数(CPI)発表を控えてポジション調整売りも出たようです。プライム市場の騰落銘柄数は値上がり880に対して値下がり865と拮抗しており、決算への反応はおおむね良好ですが、コンセンサスを下回る銘柄や出尽し感から売られる銘柄も目立ちました。
サンウェルズがストップ高
推奨銘柄では決算を手掛かりにサンウェルズ<9229>がストップ高に買われましたが、ほかはほとんどが上げ一服で、前場は芝浦メカ<6590>と日電産<6594>の損益を確定して様子を見ました。後場はチェックした好決算銘柄のなかから日電波<6779>に打診買いを入れています。あすはCPI発表を前に様子見ムードが強まりそうですが、引き続き好決算銘柄と動きの出ているIPO関連の買い場を慎重に探りたい考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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