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リスク回避の売りに大幅反落
大発会4日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は377円安です。日銀による一段の緩和縮小観測から円高が進行、リセッション懸念により前日の米国株も安く、輸出株を中心にリスク回避の売りが広がりました。下げ幅を430円超に広げた後は突っ込み警戒感から下げ渋りましたが、戻りは鈍く後場は安値圏で膠着感を強めています。金融以外総売りの状況で、プライム市場の85%以上の銘柄が下落しました。
下値への警戒を強めざるを得ない状況
日経平均は2万6000円を大きく下回り昨年来続いているボックス相場の下限で推移しおり、下値への警戒を強めざるを得ない状況です。グロースコア指数が4.2%安、マザーズ指数は2.5%安と中小型株はさらにきつい下げになりまた。今晩は米国でISM製造業景気指数とFOMC議事録、6日には米雇用統計の発表が予定されており、当面はインフレ動向睨みの不安定な状況が続くでしょう。
あす急反発なら目先底入れも
ただ、パニック的な下げではなく、昨年10月安値を割り込まなかったことから、あす急反発するようなら目先底入れの可能性も残しています。前場は売り買いとも手控え様子を見ましたが、世界景気動向に左右されにくい内需系グロース株で値幅を狙う基本方針に変わりはなく、後場はマイクロ波<9227>やオキサイド<6521>、JテックC<3446>など逆行高銘柄に買いを入れました。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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