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金融システム不安で3週ぶり大幅反落
前週の東京市場は3週ぶりに大幅反落しました。日経平均は前週末比810円安高です。米シリコンバレー銀行が経営破たん、欧州ではクレディ・スイスが経営危機に陥り、欧米の金融システム不安にリスクオフの動きを強めました。日経平均は週初から3ケタの下落が続き、16日には一時2万6600円台まで突っ込んでいます。ただ、流動性供給など欧米で対策が打ち出されたことで状況は一旦落ち着き、週末は買戻しや押し目買いに2万7300円台まで戻しました。
FOMCはむしろ支援材料?
金融システム不安を拭い切れたわけだはありませんが、週明けは落ち着いた動きになるでしょう。前週の動きで2万7000円割れ水準での下値抵抗力は確認しており、直近で米金融機関の破たんがあったことを踏まえれば利上げ幅拡大は難しく、21~22日に開催されるFOMCは無難に通過、むしろ支援材料になる可能性が高いからです。長期金利低下に伴う米ハイテク株高を受けグロース株が強く、持続性を確認しながら動きのいい中小型株を個別に狙っていく方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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