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下落も大引けにかけ引き戻す
30日の東京市場は4日ぶりに反落しました。、日経平均は100円安です。米国株市場は反発に転じたものの、高配当セクターや金融株が売られ下押し圧力になり、一時250円近くに下げ幅を広げました。ただ、後場終盤は配当再投資の買いが入ったようで、大引けにかけ引き戻し後場の高値で取引を終えています。約250円の配当権利落ち分を考慮すると実質は上昇で、下値は25日線がサポートするかたちになりました。
中小型グロース株に出直りの兆候
前日の米国株市場では新製品の発売計画を明らかにしたインテルが大幅高に買われ、東京市場ではレーザーテックが大幅続伸、中小型グロース株にも出直りの兆候が見られました。一方、高配当の海運大手3社は下落で終えたものの大きく引き戻して引けましたが、権利落ち前に動きがあった銘柄は基準値を大きく下回る水準まで売り込まれるケースが散見されています。
Aバランスと三益半導体が新値
推奨銘柄は中小型グロース株主体でまちまちの動きでしたが、Aバランス<3856>と三益半導体<8155>が新値を取り、アイル<3854>やオキサイド<6521>、マイクロアド<9553>は出直るなど一部に動きが出始めました。ただ、物色の流れがグロースにシフトしたとはまだ判断できず、きょうは半導体関連のテラプロ<6627>とシキノHT<6614>、マイクロ波加熱技術で材料が出たマイクロ波<9227>と出直りの動きを強めるマイクロアド<9553>への買いにとどめています。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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