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米株安受けリスク回避の売りに反落
26日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は203円安です。米地銀のファースト・リパブリック・バンクの巨額預金流出が嫌気され、前日の米国株市場で主要指数が大幅に下落したことを受け、リスク回避の売りが優勢になりました。朝安のあと一旦下げ渋りましたが、為替が円高に傾いたこともアゲンストで再び軟化、昼過ぎには300円に下げ幅を広げています。その後は買戻しや押し目買いに下げ渋りましたが、2万8500円を下回って引けました。
主力株中心に利益確定売り広がる
騰落レシオなど指標が過熱を示していたところに米国で金融不安が再燃したことで、主力株中心に利益確定売りが広がりました。株主提案や半導体工場の建設計画の話題が持ち上がった建設や不動産、食料品など内需株の一角は高いものの、33業種中29業種が下落する売り圧力の強い地合いで、プライム市場の値下がり銘柄数は値下がり銘柄数は1516と8割以上を占めています。
下値は25日線がサポート
GWを控え積極的な買いは手控えられ短期的に調整色が強まりそうですが、下値は25日線がサポートすると考えられます。ここ2日間は売り買いとも手控え様子を見ましたが、手持ちは大半を損益確定してキャッシュポジションを高めており、好決算銘柄をチェックして、買い場を探る方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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