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好決算銘柄下値支え反発
２７日の東京市場は小幅ながら反発しました。日経平均は４１円高です。米地銀の預金流出に伴う金融不安がくすぶるなか、リスク回避の売りが先行しましたが、前場中ごろからはじり高歩調をたどり、大引けでは上昇に転じました。今期大幅減益を予想したアドバンテスが急落し半導体関連に売りが広がる一方、キヤノンや日東電工など予想を上回る好決算を発表した銘柄が買われ下値を支えています。米テック企業の好決算を受けて時間外の米株価指数先物が上昇したこともフォローになり、売買代金は約１カ月ぶりに３兆円台に乗せました。
決算を手掛かりに個別物色盛り上がる
ＧＷを控えたポジション調整売りがほぼ一巡する一方、買戻しが下値を支えており、スピード調整局面ながら下値は限られそうです。あすは日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されていますが、全般下値は堅く決算を手掛かりにした個別物色は盛り上がるでしょう。ここ３日間は売り買いとも手控え様子を見ましたが、手持ちは大半を損益確定してキャッシュポジションを高めており、引続き好決算銘柄をチェックして、買い場を探る方針です。
花咲 翁
提供：株式市場新聞社 marketpress.jp
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