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半導体牽引し高値圏に持ち直す
前週の東京市場は7週続伸しました。日経平均は前週末比107円高です。週明け22日に大幅高で約33年ぶりに3万1000円大台に乗せた後、翌は23日は後場急変して9日ぶりに反落、24日は大幅安になったことで週初までの急ピッチの上昇に対するスピード調整局面入りが意識されました。ただ、25日はエヌビディアの好決算を受けて、アドバンテストをはじめ半導体関連が急騰、225最強値がさ株への買いが指数を押し上げ3日ぶりに反発、週末26日も半導体関連銘柄が相場をけん引し、高値圏に持ち直して取引を終えています。
中小型株の修正高にチャンス探る
米債務上限問題のXデーは6月5日に引き伸ばされましたが、週明けは関連するニュースに振らされる場面がありそうです。また、週末2日には米雇用統計の発表も控えていることも上値を重くするでしょう。ただ、日経平均は長期ボックス圏を上抜けており、週間の連続上昇は大相場の場合10週前後続くことが多いとされています。上昇ピッチは鈍るかも知れませんが、悪材料に耐性を示す堅調な地合いが続くでしょう。先行した主力株に対して新興市場を中心にした中小型株は物色の圏外に置かれていますが、材料が出た銘柄が底値圏から立ち上がるケースが増えており、引続き中小型株の修正高に値幅狙いのチャンスを探る考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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