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大幅反落し一時3万8000円割れ
週明け17日の東京市場は大幅に反落しました。日経平均は712円安です。前週末の日銀金融政策決定会合で国債買い入れ減額を決めましたが、植田日銀総裁の会見での発言がタカ派と受け止められ、金融引き締め転換を警戒した売りがかさみました。米景気減速懸念や欧州の政治混乱も買い手控え要因で、先物売りを交えて下げ幅を900円近くに広げ、一時フシ目の3万8000円台を割り込んでいます。プライム市場の売買代金が4兆円を下回る薄商いのなか、押し目を拾う動きは限られました。
逆行高のTDKとSBGに打診買い
前週末のナイトセッションの先物の動きで下落は予想されていましたが、想定以上のきつい下げになりました。ただ、騰落レシオなど指標面からは短期的な突っ込み警戒感が意識され、空売り比率も45%台まで上昇しており、自律反発のタイミングは近そうです。きょうは足もとの基調が強い逆行高銘柄のなかからTDK<6762>とSBG<9984>に打診買いを入れましたが、米長期金利は4.2%前後まで低下しており、全般切り返しを待って、売込まれた中小型グロース株のリバウンドも狙うく方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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