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方向感に欠けるも下値堅く続伸
前週の東京市場は続伸しました。日経平均は前の週から301円上昇しています。5日の安値から7000円以上上昇し、7月に付けた最高値からの下げ幅のほぼ3分の2を取り戻しており、リバウンド一巡感が意識されましたが、下値は堅く2週連続で陽線を立てました。週初は円高に神経質に反応して大幅安で始まりましたが、翌20日は過度な円高への警戒感が和らぎ急反発、その後は上下動を繰り返しながらも下値を切り上げています。方向感に乏しかったものの、出直り基調を継続しました。
上値重いが下値も堅い
3万8000円台は5~6月にもみ合ったゾーンで、戻り売りに上値は重くなりそうですが、ジャクソンホールでの講演でパウエルFRB議長は9月のFOMCで利下げを支持したことから、下値も堅いでしょう。講演を受けた米国株市場では主要指数が大幅に上昇する一方、ドル円は144円台へ円高が進みました。また、28日にはエヌビディアが決算発表を予定しており、その内容と市場の反応、物色の流れを確認しながら高値抜けを目指す強い銘柄を狙う考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp


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