目次
全面安で一時1800円超の下げ
4日の東京市場は大幅に続落しました。日経平均は1638円安で全面安に売り込まれています。8月米ISM製造業景況感指数が予想を下回る低調な結果になり景気減速に懸念が再燃、米国株市場はハイテク株を中心に売られ、主要指数が大幅に下落した流れを引き継ぎ、リスク回避の売り圧力が一気に強まりました。144円台まで進んだ円高が先物への売りを誘発し、後場一段安で一時1800円超に下げ幅を広げています。プライム市場の値下がり銘柄数は1528と9割以上を占め、売買代金は概算で5兆1062億円に膨らみました。
2番底が警戒される状況
推奨銘柄ではアドテスト<6857>や芝浦メカ<6590>など半導体関連の下げがきつく、前場は大幅に続伸していたサッポロHD<2501>が上げ幅を縮め、山田コン<4792>は下げに転じており、他候補銘柄も軟調に推移しました。前場は売り一巡後下げ渋る銘柄が散見され、逆行高銘柄を狙う考えでしたが、後場に入ってほとんどの銘柄が売り直されており、きょうは売り買いとも手控えました。米国ではあすISM非製造業景気指数、週末には雇用統計の発表が予定され、積極的な買いは入れづらく、2番底が警戒される状況です。直近高値から急落した銘柄のリバウンドに備えながら、全般下げ止まりを待つ考えです。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
株式市場新聞 marketpress.jp 株式ニュースと話題の銘柄
コメント