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反発も週末大幅安で上髭陽線
前週の東京市場は3週ぶりに反発しました。日経平均は前の週から139円上昇しています。衆院選は自公合わせて政権与党が過半数を割り込む大敗になりましたが、織り込み済みとの反応で週明けから大幅高、その後も大型株を中心に買戻しが続き、30日には3万9400円台まで上昇しました。もっとも、マイクロソフトやメタなど米ハイテク株が決算は嫌気して売られ、日銀会合後の植田総裁会見で追加利上げが意識されたことから円安が一服、週末は1000円超の大幅安となり、週足は陽線ながら長い上髭を引いています。
米大統領選の結果で為替含め値荒くなる可能性
雇用統計の結果を受けた利下げ期待から、前週末の米国株市場は反発、ドル円も152円台後半の円安水準で落ち着いた動きとなっており、連休明けは買戻しに反発スタートになりそうです。ただ、今週はまず5日から取引時間延長、米国では大統領選投開票が始まり、6~7日はFOMCが開催されます。特に米大統領選の結果と市場への影響は予見できず、為替を含め値が荒くなる可能性があるでしょう。一方で三菱重工やトヨタをはじめ国内主要企業の決算発表が相次ぎます。全般波乱があれば好決算銘柄の拾い場になると考えており、引き続き決算内容を確認して有望銘柄をピックアップしていきたいと思います。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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