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後場下げに転じ3日ぶり反落
12日の東京市場は3日ぶりに反落しました。日経平均は157円安です。トランプ次期政権による経済対策への期待から、米国株市場でダウが300ドルを超える上昇で最高値を更新した流れを引き継ぎ、前場は300円超上昇する場面がありましたが、後場は様相が一変しました。半導体対中規制が警戒されるなか、トランプ政権の国務長官人事に関する報道を受けて半導体関連が値を崩し、先物主導で一時400円近くに下落しています。ただ、後半は下げ渋りTOPIXは小幅ながら上昇して引けており、プライム市場の値上がり銘柄数は800と値下がり784をわずかながらも上回りました。
推奨銘柄も半導体関連が軟調
推奨銘柄もアドテスト<6857>やディスコ<6146>など半導体関連が軟調で、前場は堅調に推移していたメガチップス<6875>や伊藤忠<8001>なども後場は上げ幅を縮めました。前場はシンフォニア<6507>の利益とソシオネク<6526>の損失を相殺して手持ちを整理する一方、TDK<6762>とフジクラ<5803>に買いを入れましたが、後場はキヤノン<7751>への追撃買いにとどめています。ただ、引け後に東エレク<8035>が通期予想の上方修正と併せて増配、自社株買いを発表ており、時間外で大幅高に買われています。半導体関連銘柄への過度の警戒感が和らぐと考えられ、相場全体への影響も確認したうえで対処する方針です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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