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関税発動延期で反発も上げ幅縮小
4日の東京市場は反発しました。日経平均は278円高です。トランプ米大統領がメキシコやカナダへの関税発動を1カ月延期することが明らかになり、過度の警戒感が後退、前日に1000円超急落した反動から買い先行で、前場は600円超上昇してが3万9000円台を回復していました。ただ、米国が中国への10%追加関税を発動すると、一時は70円高まで上げ幅を縮めています。大引けにかけては買い直されましたが、プライム市場の値上り銘柄数は前引け段階の1298から大引けでは858と5割強に減りました。
買いはAIメカと積水化にとどめる
推奨銘柄もアドテスト<6857>や古河電<5801>、レーザーテク<6920>、ディスコ<6146>、AIメカ<6227>などAI半導体・光関連を中心にほとんどが反発に転じましたが、後場は上げ幅を縮める銘柄が目立ちました。きょうはサンリオ<8136>を利益確定する一方、買いはAIメカと積水化<4204>にとどめています。全般買い戻しの域を出ず、関税問題の行方次第で値の荒い展開が続くと考えられ、引続き昨年来続くBOX相場の下限3万8000円をキープできるかを確認して、好決算銘柄をチェックして買い場を探りたいと思います。あすは場中に発表されるトヨタの決算に注目です。
花咲 翁
提供:株式市場新聞社 marketpress.jp
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