24日午前の日経平均は30円安と続落、112円台まで進んだ円高が重石になり、朝方は下げ幅が150円まで広がりましたが、日銀ETFへの思惑や国内機関投資家の押し目買いに下げ幅を縮めています。ウエスチングハウスの米連邦破産法適用申請観測で東芝が反発、森永と森永乳も統合観測を材料に買いを集めたことも投資家心理を明るくさせたのでしょう。ただ、全般上値の重さは否めず、週末要因もあって午後はさらに様子見気分が強まりそうです。
日中値幅の縮小から保ち合い放れが近いことが指摘されており、手詰まり感の強い現状、下値に備えるべきだと考えていますが、上下どちらに放れてもついていけるようにポジションを軽くしておくのが当面の基本スタンスです。あえて参戦するなら、直近IPOか下値不安に乏しい低位株で割り切った対処が必要でしょう。
Vテクノロジー(7717)はジリ貧で1万6000円割れが当面の下値メド、Nuts(7612)は25日銭上昇で分水嶺近い。ヨコオ(6800)、ローチェ(6323)もスピード調整で一旦利食いも。一方、直近IPOのブラス(2424)は下値狙い、アサヒ衛陶(5341)は引き続き変化を注視しましょう。
花咲 翁